ホメオスタシスとは、日本語で恒常性【こうじょうせい】維持機能と言われ、環境が変化しても体の状態を一定に保とうとする生体的働きのことを言います。

働きの例

1. 暑くなったら体が勝手に汗をかいて体温の調節をする。
2. 体に菌などが入ってきたらそれを排除しようとする。
3. 走って体の酸素が不足すれば、呼吸を荒くして多くの酸素を取り入れようとする。

これは全てホメオスタシスの働きによるものなんです


・・・しかし、このホメオスタシスがとっても邪魔な存在になることがあります。

それは、何か変化を起こそうとする時です


良く聞くのがダイエットでの効果です。食事を減らすと、体重が落ちてきます。
しかし、その後それまでのように体重が落ちなくなる停滞期がやってきます。
なぜこうなるのかと言うと↓


餓死状態(摂取カロリーが基礎代謝より少ない状態)になると、基礎代謝を抑えて餓死から逃れようとする機能(ホメオスタシス効果)が働く為なのです。


現状を維持しようとする働きがあるのです!!
ホメオスタシスは体だけでなく、脳や心にも働いています。
例えば、【今年は〇〇キロ痩せる】【今年は毎日走るぞ!!】等々。
目標を立ててチャレンジしたものの、結局続かなかったと言う方がいると思います。
ここでも、ホメオスタシスが働いて、変化を拒むのです。
生きていく上で必要な機能だけど、変化を起こすときには邪魔になる。これがホメオスタシスです。
大変ですが、この壁を越えれば新しい状態を保とうと機能するのです。　
ボディケア結　古賀